仔犬を迎えたら…
生後3週間から3ヶ月頃を社会化期といいます。
この時期にいろいろなことを経験させましょう。
人、犬、車の音、バイクの音、電車の音、掃除機などに慣れさせて、怖くないことを教えます。
基本的にはサークルで生活させます。
トイレとベッドを置き、初めの1週間はサークルの中から室内、家族の様子を観察してもらいます。
慣れてきたら、ときどき出して家の中を探検させます。
スキンシップをとったり一緒に遊んであげましょう。
仔犬は、夢中になると疲れているのを忘れて、遊びすぎてしまいます。5〜10分で切り上げましょう。
休息をとらせてあげることも大切です。
3〜4ヶ月齢になれば、ごはんはふやかして与えなくても大丈夫です。
徐々にふやかした状態から通常の状態にしていき、回数も3回から2回にしていきましょう。
トイレで排泄できた時は、褒めてごほうびをあげてください。
粗相をしてしまった時は叱らなくて大丈夫です。
外に出している時間が長いとトイレを覚えにくくなります。
排泄が済んでから、サークルから出すようにしたり、なるべく失敗を繰り返さないようにしてあげましょう。
なかなかトイレで排泄ができない場合は、おうちの環境などにも原因があるかもしれませんので、ご相談ください。
いろいろなことができたときはたくさん褒めて、ごほうびをあげましょう。
おやつがないと何もできはない子になってしまうかも…なんて思わなくて大丈夫です!
できるようになったら、少しずつ減らしていけば良いのです!
2回目のワクチン接種が終わったら…
仔犬の成長はあっという間です。
無理をする必要はありませんが、少しずつトレーニングを始めましょう。
◆接種後
〜そろそろお散歩の準備です!〜
Goal ① 室内で首輪やリードを着けて歩く練習をしよう!
②抱っこをしたり、背中、頭、手足、口、耳、しっぽ、お腹を触り、
スキンシップをとろう!
この時期に体中どこでも触られることに慣らしておくことが大切です。
◆接種1週間後
〜少しずつ外の世界に慣らしていこう!〜
Goal ① 抱っこをして外をお散歩してみましょう!
② 少しずつ外を歩かせてみよう!
③ 家族以外のいろいろな人(子供、男性、女性、お年寄りなど)と触れ合おう!
④ ワクチン接種済みのおとなしい犬と接してもOK!
この時期にいろいろな経験をさせることが、将来、飼いやすい子に育てる秘訣です!ココはとても重要です!
◆接種2週間後
〜少しずつ新しいことに挑戦!〜
Goal ① お散歩の範囲を広げてみる
② 車の音、バイクの音、電車の音、走り去る自転車など、いろいろなものを経験させ、
“怖くない”ということを教えよう
③ サークルから出す時に『マテ』をかけ、『ヨシ』の合図で出してみよう
④ スキンシップを発展させ、仰向けやいろいろな抱っこをしたり、少し激しく触ってみよう!
⑤ 室内で『オイデ』の練習をする
⑥ おもちゃを投げたり、引っ張りっこをしてコミュニケーションをとろう!
節度を教えることで、玄関や車からの飛び出し、信号待ちなどで
危険から犬を守ることができます。
コマンドも少しずつ教え、「こうすればOKだよ!」ということを
教えます。
そして大切なことは、必ずすぐに褒めてあげること!
◆接種3週間後
〜犬との生活を一緒に楽しもう!〜
Goal ① お散歩に慣れてきたら、人のペースに合わせて歩かせてみよう!
② 歩きながら名前を呼び、顔を見たらご褒美!
③ 知らない犬と会っても、全ての犬と挨拶をさせなくて大丈夫!
④ 歯磨きや爪切り、ブラッシングの練習も始めましょう
他の犬がいても、知らん顔をして落ち着いて歩けることも大切です。
お手入れが嫌いになってしまうと、今後のお手入れの時間は苦痛の時間に
なってしまいます。初めは無理をせず、ゆっくり褒めながら慣らして
いきましょう。
※あくまでも目安です。犬の成長や性格に合わせて無理をせずに行いましょう。